糖尿病は血液中のブドウ糖濃度が高くなる病態です。

糖尿病には2種類あり、すい臓からインスリンが分泌されないことで起こるⅠ型と、インスリンの分泌が低下したり、インスリン抵抗性が起きてインスリンが不足したりするⅡ型とがあります。

 

ここでインスリンって何ぞや?って人のために軽く説明しましょう。

インスリンとは、すい臓から分泌されるホルモンのことです。

インスリンは血液中の糖を取り込んでエネルギー源として筋肉に貯えたり、糖を脂肪に変えたりする働きをしています。

 

なので、インスリンが不足してくると血液中の糖が上手く処理されずに、糖の濃度が高くなってしまいます。

そして、腎臓が糖を体外に排出する能力を超えるほどの濃度になると糖尿病を招きます。

 

 

もしもインスリンの分泌や動きが正常であれば、空腹時血糖値は70~110㎎/dL程度に調整されます。

しかし、メタボリック・シンドロームでは、脂肪細胞をはじめとするエネルギーの貯蔵庫がいっぱいになっている状態なので、濃度の高いインスリンが分泌されていても血糖値を正常に保つことができなくなります。

これがインスリン抵抗性と呼ばれるものです。

 

 

そこでメタボリック・シンドロームでは、糖尿病の一歩手前の状態と考えられる空腹時血糖値110㎎/dLを診断基準のひとつとしています。

インスリン抵抗性が進行すると高インスリン血症となります。

 

そしてそれは、糖尿病や高血圧、高尿酸血症、脂質異常症を引き起こす可能性がとても高い状態です。

 

また、糖尿病は発症すると2度と治らない疾患です。

なので発症する手前の段階で生活習慣を修正・改善することがとても重要になってきます。