隠れ肥満隠れ肥満とは、見た目は普通だけど実は肥満という意味です。

実はそれ、とても恐ろしいことなんです。

 

メタボは、内蔵脂肪型の肥満であることが条件とされています。

それはつまり、代謝異常の背景が内蔵脂肪にあるという意味です。

そして、その判定基準はウエスト、つまり腹囲です。

男性85cm以上
女性90cm以上

となっています。

 

ここで、男性と女性に差があるのは、女性の方が皮下脂肪が多いから、その分5cm上乗せされているというわけです。

 

さて、ここで問題がひとつあります。

実は、これも正確には内蔵脂肪を測れていないということ。

 

実際の内蔵脂肪量は、CTを撮って見ないと分かりません。

例えば、筋肉が極端に少ない痩せ型の体系の人が内蔵脂肪びっしりで、でもウエストは85cm未満だったとします。

その状態で
中性脂肪が160mg/dl
上の血圧が135mmHg
だったとします。

 

中性脂肪も血圧も基準値を上回っていますが、ウエストがメタボの診断基準を上回っていないのでメタボリックシンドロームとは判定されません。

そして、血圧も正常高値なので高血圧ともいえません。

こんな人は、まだ大丈夫、私は健康だと安心してしまうでしょう。

 

でもそれが落とし穴なんです。

メタボの診断基準はあくまで基準の数値です。

 

メタボの本質は、血圧高値や脂質異常症、血糖高値の背景が内蔵脂肪型肥満にあるということです。

つまり見た目に痩せていても、それが筋肉が少ない痩せ方で、内蔵脂肪が多く蓄積されていたら状態的にはメタボということになります。

 

これが、いわゆる「隠れ肥満」というやつです。

実は、これが結構いて、特に食事量を極端に制限して痩せようとする人に多いです。

 

この恐ろしさ、分かりますよね?

肥満なのに、肥満と判定されないから、メタボなのにメタボと診断されないんです。

 

隠れ肥満も生活習慣が原因なので、血管や内臓はダメージを受け続けます。

そして知らず知らずの内に動脈硬化は着々と進んでいます。

そうならないためにも、日頃から食事に気をつけ、運動の習慣をつけましょう。