ロコモとメタボ最近ロコモという言葉が少しずつ普及してきています。

「運動器症候群」が和文となりますが、もっと分かりやすいのが「廃用症候群」です。

 

ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドロームはなんとなく響きが似ていますね。

 

似ているのは響きだけでなく、概念も同じです。

ロコモもメタボも、個々の疾患ひとつひとつを捉えるのではなく、それらの疾患の兆候をひとつの症候群として捉えているのが特徴です。

 

「木を見るのではなく、森を見る」

といった感じですね。

 

 

ではその関係性について話していきましょう。

 

ロコモは、骨や筋肉などの運動器の働きが衰えることによって起こる様々な障害の事を指します。

一方メタボは、内臓脂肪が蓄積した状態でさらに、代謝異常が複数合併した状態を指します。

 

そして、この2つは実は深くかかわりあっているんです。

 

メタボの人は、ロコモになりやすいということです。

 

というのも、肥満、高血圧、高血糖、脂質異常症などのメタボの要因は、その数を多く持っているほど変形性膝関節症の発症や進行に悪影響を与えることが分かっているんです。

 

メタボは運動不足や食生活などの生活習慣が原因になりますが、ロコモも同様です。

食習慣や運動習慣が乱れ、内臓脂肪が蓄積すると、血圧や血糖値、脂質代謝にも異常が現れます。

 

そうした習慣を続けているうちに、加齢による老化に併せて更なる運動不足から足腰の骨や筋肉が衰え、変形性関節症などを引き起こす。

その結果、要介護状態になってしまうというのが良くないパターンですね。

つまり、メタボを予防するということは、ロコモも予防するということに繋がります。

 

 

また、とりわけ日本人はロコモになりやすいとも言われています。

日本人に多い特徴として

  1. O脚が多い(変形性膝関節症になりやすい)
  2. 股関節の臼蓋が浅い(変形性股関節症になりやすい)
  3. 脊柱管が狭い(脊柱管狭窄症になりやすい)

などがあり、それらがロコモの危険性として挙げられます。

 

ちなみに、ロコモが軽症の人ほど運動の効果が高いということが分かっています。