高血圧などの心血管疾患の一時予防として、運動療法が有効だということは、研究などによりかなり確かなものとなっています。

一時予防とは、予防医学用語で、簡単に言うと生活習慣などを正しくすることで健康を増進し、病気を防ぎましょうという意味です。

ここで、広い意味での予防として考えると、
運動は子どもの頃から始め、その後生涯を通じて継続することが望ましいです。

大人になって、学校や大学で、または学校や大学を卒業した後にスポーツをしなくなると、体
重は増加し、高血圧などのメタボリックシンドロームになりやすくなります。

なので、その予防として運動、スポーツ、身体活動などをする必要があるんです。

 

理想としては、

  • 運動は1週間に4~5回程度
  • 運動時間としては、1回当たりに30分ないし60分

というのが望ましいです。

また、1週間のほぼ毎日30分程度行うというのも理想的です。

 

運動として考えられるのは、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳のみならず、レクリエーションスポーツやレジャースポーツなどの有酸素運動を積極的に行うことが良いです。

 

運動には基本的に設備と場所が必要です。

運動を生活に取り入れ、長い目で見て実施していくためには、なるべく手軽にできる運動をおすすめします。

言ってしまえばウォーキングがその代表ですね。

 

ある研究によると、8000歩程度のウォーキングを3ヶ月続けただけでも降圧効果が認められています。

ですので、軽症高血圧の方の運動としては、1日6000~8000歩を目標に歩いてみるというのがいいでしょう。

 

一方で、重量挙げなどの無酸素運動は血圧の上昇を招きやすいため、危険と言われています。

しかし最近では、運動時に血圧が上昇しない程度の少ない負荷や短い時間でのトレーニングでも降圧効果があるとも言われています。

有酸素運動と高血圧程のエビデンス(研究による証拠)ではありませんが、全くダメというわけでもありません。

一番ダメなのは、ダメだと言って何もしないことですからね。