心臓は、体中に血液を送り出す、言わばポンプのような役割をしています。

心臓には、心筋と呼ばれる筋肉があります。

この筋肉は不随意筋といって、自分の意思でコントロールできない筋肉です。

そりゃそうですよね。

「よーし今日はいつもの2倍の速さでビートを刻むぞー!」

なんてできませんから(笑)

血液の循環

その心筋は、絶えず一定のリズムで収縮と拡張を繰り返しています。

収縮時には心臓の中の血液を体中に送り出し、拡張時に体中の血液を心臓に取り込みます。

その収縮・拡張のポンプ作用によって人の体は血液が循環しているんです。

手首の血管とか、脇の下とか、首とかの動脈を触ると

ドクン、ドクン

とリズムが聞こえますね?

その拍動が心臓(心筋)の拍動なんです。

血圧が高いということは、心臓が一度に送り出すエネルギーが強いということです。

それはつまり、心臓にかかる負担も強いってことになります。

 

先ほど、心筋は筋肉であるといいましたね?

筋トレをイメージして下さい。

筋肉ってトレーニングして負荷がかかると、増大しますよね?

心筋も同じです。

ずーっと負荷がかかった状態だと心筋は増大し、太くなるんです。

心肥大の原因が高血圧ってのはこのことです。

 

さて、では心肥大が続くとどうなるのでしょう?

もう一度筋トレをイメージして下さい。

例えば腕立て伏せ、永久に続けられますか?

腹筋やスクワット、永久に続けられますか?

そのうち疲れて動けなくなるでしょ?

これと同じことが心臓でも起こると思ってください。

心臓も疲れるんです。

でも、自分の意思でコントロールできないから、いつまでもがんばっちゃうんです。

そして疲れ果てたら、動きも悪くなってきます。

そうすると、体に血液を送れなくなるんです。

いわゆる「心不全」と呼ばれるやつですね。

高血圧⇒心肥大⇒心不全

という経過を辿るわけなんですが、
高血圧も心肥大もこれといった自覚症状はありません。

なので、早めに発見するためには定期健診をしっかりうけると同時に、
キチンとした予防と自己管理が必要になるんです。